デリケートゾーンを汚れや雑菌から守るバリア機能

デリケートゾーンは汚れやすく、雑菌が発生しやすい場所です。

ここで何故汚れやすい事が雑菌の発生に繋がるのか、解説しましょう。

雑菌が増える為の餌には、タンパク質や皮脂等があります。

ここで特に栄養となるのが、おりもの。

意外に見えるかもしれませんが、おりものは体内からの分泌物の中でもタンパク質が多く含まれています。

またおりものが分泌される時には、黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌も盛んになります。

このプロゲステロンによって体温が上昇して汗をかきやすくなったり、皮脂の分泌も活発になったりします。

そうでなくてもデリケートゾーンは尿や恥垢が溜まりやすく、密閉されているので汗も蒸れやすい場所。

だから雑菌にとって非常に繁殖しやすく、そして汚れやすい場所なのです。

また繁殖してしまった雑菌はかぶれ、かゆみをひき起こしてそれがまたデリケートゾーン自体へのダメージ、そして悪臭の原因となってしまいます。

雑菌が余計に繁殖しない為にも、デリケートゾーンは清潔にしておく必要がありますね。

しかし、清潔にし過ぎるのも雑菌の余計な繁殖を呼び、悪臭やかゆみ、かぶれの原因になってしまう事もあります。

それは、体のバリア機能の低下によるもの。

その体のバリア機能低下に付いては、常在菌に付いて理解する事で分かって頂けると思います。

常在菌とは私達人の体に常に存在している細菌です。

主に腸内に多く存在し、口の中や皮膚の表面にも生息しています。

細菌と聞くと除去しなければと思うかもしれませんが、これら常在菌は様々な働きで体を守ってくれているのです。

その一つが、免疫系刺激作用。

これは常在菌が免疫系を刺激する事で免疫力や抵抗力を強くする作業で、常在菌があるからこそ人は病気に対してある程度の免疫を持っている事が実験により分かっています。

また常在菌による雑菌の繁殖抑制、定着抑制効果等、常在菌は細菌とは言え私達人間に必要な存在なのです。

しかし、過剰な洗浄によってこれらの常在菌も洗い流されてしまいます。

するとそこに雑菌が付着したり、返って繁殖しやすい環境になってしまったりする事で、体のバリア機能が低下してしまうのです。

分かりやすい例が膣内で、膣内にはデーデルライン桿菌という常在菌が生息しています。

この常在菌により膣内は外部から病原微生物が侵入し増殖する事を防がれているのです。

しかし洗い過ぎにより常在菌が減ってしまう事で、細菌性膣炎などの炎症を引き起こす事があります。

デリケートゾーンを清潔に保つのは大事ですが、頻繁に洗い過ぎる事は病気や臭いの原因にもなるので、あくまで清潔を保つ、事を目標に洗浄しましょうね。

2性病検査ボタン デリケートゾーン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加